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正社員として、予備校講師として働いた体験談
予備校講師の仕事内容
私の勤務する予備校は、現役の高校1年生~高校3年生の通う“大学受験予備校”と呼ばれるものです。
講師、チューター、受付、事務作業など、ほぼすべての業務を兼任していました。
勤務時間は13:00からのため、その時間帯に生徒たちはまだそれぞれの学校に行っています。
勤務時間になるとまずは事務処理から開始します。
毎日行うのは
①担当生徒の面談計画作成
②授業の準備(内容確認やプリント作成等)
③メールの確認
④配布物の確認などです。
特に大切なのが②の授業の準備です。
入社して間もない頃にはこの時間を使って授業の練習を行います。
先輩社員の前で実際に授業を行い、アドバイス等をもらいます。
新人だとしても私たちは“受験のプロ”です。
間違った情報を生徒に伝えてしまったり、伝え方に問題があってはなりません。
また、情報に少なさが故に自信のなさが表情に出てしまうと、生徒や保護者は不信感を抱きます。
そのため、事前の準備は必要不可欠ですし、どんどん新しくなる受験や大学に関する情報をその都度インプットしていく向上心も必要です。
校舎には15:00頃になると生徒が来校し始めます。
本校は基本的に映像授業を主とし、補足として私たちが授業を行ったり、個別に質問対応をしたりします。
私が担当していたのは、難関私大向けの小論文講座(集団)と英作文の講座(集団)です。
来校した生徒はどんどん自分のペースで予約していた授業を受けていきます。
私が予備校講師として働く上で大切にしていることは、生徒との信頼関係を築くこと。
「将来医者になりたい」「学校の先生になりたい」「〇〇大学に入りたい」生徒たちはそれぞれ夢や目標を持っていますが、皆が自信をもってそれを表に出せるわけではありません。
「医者になりたいと思っているけど、今の学力では医学部志望って言ったら笑われるかも…」そのように思い、違う学部を調査用紙に記入してしまう生徒も少なくありません。
そのため、私たちには生徒の話をとにかく聞くことが求められます。
講師や先生というと、ひたすら“話している”イメージがある人も多いかと思います。
実は逆。
話をたくさん聞き、生徒が心の中に秘めている夢や願望を表に出してあげる、そしてそれを達成するための道筋を示してモチベーションを上げ、一緒に努力していく、これが予備校講師の仕事です。
私が入社して1年目の頃、授業内で“教える”ことに必死でなかなか生徒との信頼関係が築けない時期がありました。
そんな時先輩講師にこう言われました。
「今しているのはteachingだけど、本当に私たちがすべきなのはcoachingだよ」言われたときはよく意味がわかりませんでした。
いろいろ調べていくうちに、teachingとは相手に答えを教えること、coachingとは答えを導ける人に育てることだとわかりました。
これは勉強に限ったことではありません。
単に学力の高い生徒を育てるのではなく、勉強を通じて人間性を育み、何か問題に直面したときに、どうすれば答えが出せるのか、自ら考え行動できる自立した大人に育てていくことこそ、私たち予備校講師の仕事なのだと気が付きました。
特に高校3年生の担任をしたときには、この考えを強く意識していました。
一昨年、初めて高校3年生の担任をしました。
順調に成績の伸びる子、思ったように伸びない子、途中で進路変更をした子、親との意見が食い違う子など、一人一人の生徒と面談を重ね、一緒に泣いたり笑ったり、1年間寄り添ってきました。
特に印象に残っている生徒は、家が医師家系(祖父・父親・母親が医師)で開業医のため、医学部を希望していた生徒です。
一人息子で、本人は医師以外の選択肢がないと思って今まで勉強してきた子でした。
最初はなかなか本心を打ち明けてくれませんでしたが、面談を重ねていくうちに「実は新薬の開発に興味があり、薬学部を目指したい」ということがわかりました。
しかし本人が家でこのことを話すと両親は激怒し、「先生が医学部以外を勧めたのか」とこちらにクレームの電話がきました。
本人を交えて面談をしたり、私が自宅に呼ばれたこともありました。
本人が薬学部や新薬の研究などに関して情報収集をし、自分の将来に関して積極的に動いていることなどをお伝えしました。
もちろん、大学に進学する上で保護者の方の意見も大切です。
ただ、それはイコール本人の意見を無視して良いというわけではありません。
何度も何度も面談を繰り返し、最終的には「そこまで言うなら先生に任せる」と言っていただき、保護者を説得することができました。
そして、彼は無事第一志望の大学に合格しました。
合格後、ご両親が揃って挨拶に来られました。ぶつかったこともたくさんありましたが、
きちんと誠意をもって対応すればわかってもらえるのだと学びました。
その時、「自分の息子は何に対しても受け身で反論したことなど今までなかった。でも、今回の受験で初めて自分の意見を主張し、行動も伴っていた。受験を通して成長したのが目に見えてわかる。ありがとう」と言ってもらえました。
これこそまさに私が理想としていたcoachingの着地点なのだろうと思いました。
ちなみにこのご両親とは現在でも年賀状等をやりとりしたり、交流があります。
うまくいかないことも多々ありましたが、合格通知を片手に、今まで涙を浮かべながら私のもとに報告に来てくれた生徒たちの姿を見る度に、「この仕事をして本当によかった」と感じました。
卒業後もお盆や正月に帰省したときには連絡をくれる生徒もいます。
生徒の人生において大学受験はとても大きな分岐点です。
その大事な時期に携われることは、非常に責任が大きく苦しいこともありますが、すごくやりがいを感じることができます。
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予備校講師の年収/給料
給料に関しては、弊社の場合新卒で手取りが20万円程度です。
他の業種と比べると比較的高めではないでしょうか。
しかし学習塾業界全体として「勤務時間内・残業」の区別が付きにくい傾向があります。
授業をしている時間はもちろん勤務時間内ですが、テストの採点、授業プリントや保護者向け資料の作成等は職場に残ったり自宅に持ち帰ったりします。
そのため、きっちり残業代が支払われにくい環境ではあります。
しかし、自分が担当する生徒の合格実績は翌年のボーナスに反映されます。
この部分に関しては、働く上でのモチベーション維持に大きく関与してきます。
また、学習塾業界では変形労働時間制を導入しているところがほとんどです。
これは、時期によって労働時間が変わる制度です。学校が通常行われているときと、夏休みや冬休みなどの長期休暇のときでは勤務体系が変わります。
特に長期休暇の場合は、朝から夜中までかかることも多く、とても体力のいる仕事です。
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予備校講師の生活リズム
上記でも述べましたように、生活リズムは時期によって様々です。
通常学期中は出勤がお昼前のため、午前中は比較的ゆとりがあります。
帰宅するのは日付が変わってからということも多く、就寝は3時ごろになることもあります。
さらに長期休暇の場合は朝から授業が詰まっているため、8時前には出勤し、帰宅するのは0時近くとなるため、体力勝負な部分が大きいです。
また、授業と授業の合間に生徒が質問に来ることもあるため、なかなか休憩が取れないこともあります。
食生活が乱れる(コンビニ弁当が多くなる)こともあったので、通常学期中はゆとりのある午前中に軽く運動をするなど心がけていました。
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正社員として、予備校講師として働いた体験談まとめ
これまで述べたように、予備校講師はとても大変な仕事です。
休みの日に生徒から連絡がきて急遽面談をしたこともありましたし、保護者と意見が対立したり、一日の拘束時間も長かったりします。
受験結果によってはその生徒に人生を大きく変えてしまう恐れもあり、責任重大です。
ただ、なぜそんな大変な仕事を敢えて選んだのか、それは全て合格したときの生徒の笑顔を見るためです。
不合格になった生徒の姿を見て自分の不甲斐なさに落ち込んだことも、「私以外の人が担任だったら合格していたかもしれない」と思ったこともたくさんありました。
体力的にも精神的にも辛く、何度も辞めようと思いました。
でも、「不合格だったけど、人生でこんなに頑張ったのは初めてだった。先生のおかげで頑張れた」と言ってくれた生徒、「先生がいつも話を聞いてくれたから合格できたよ」と言ってくれた生徒、みんなの笑顔や涙が私の支えとなり、今も頑張らせてくれています。
他の業種の仕事はしたことがないので比較が難しいですが、予備校講師は明るい未来を作れる仕事だと思っています。
大変な部分も多いですが、未来を担う若者を送り出していく達成感があります。
他人の気持ちになって物事を考えられる人、そしてどんどん新しくなる情報を得ようとする向上心のある人にはとてもおすすめの仕事です。
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